[ 2006.8.12 東京都大学吹奏楽コンクール ]
31代白田です。

昨日8月12日土曜日、平成18年度東京都大学吹奏楽コンクール(予選)が江戸川区総合文化センターで開催されました。
寝惚けたことに、私は日曜日と思い込んでましたが、12日という日付との不整合を昼頃に気付きあわてて馳せ参じました。
主催に朝日新聞社とは併記されてましたが、朝刊への記載が認められず、下記ご報告致します。

金賞 立正大学 玉川大学 中央大学 駒澤大学 東海大学 創価大学 東京農業大学(出演順)

なお、東京都吹奏楽コンクール大会(本選)への推薦は6校で、東京農大はダメ金に涙を飲みました。


銀賞 明治大学 帝京大学 法政大学 東洋大学 専修大学 亜細亜大学 拓殖大学
    青山学院大学 日本大学(出演順)


銅賞
 大東文化大学 国士舘大学 東京理科大学 朝鮮大学校 杏林大学 早稲田大学(出演順)


以上が参加22校の結果です。

本選の結果、今年は1校のみ全日本吹奏楽コンクール(全国大会)へ進出します。いわゆる22分の一の狭き門です。

昨日大学吹奏楽連盟(大吹連)監事の細田氏(私の同期)と話したところ、上記東京支部での参加校が25校かそれ以上でなければ全国大会での2枠確保は今後難しいそうです。昨年までの2枠の内1枠は九州支部に振り分けられたとのこと。それだけ九州支部での参加が増えたということでしょう。今真っ盛りの高校野球と同様ですね。

演奏を聞いての感想を述べます。

コンクールの本質は上記のような数の厳しさではないと思います。単に予選突破の確率が4〜5校に1校ではないことでしょう。
昨日部員の前でも話ましたが、金銀銅に大きな違いがあったのでしょうか。素人にはよくわかりません。(残念ながら冒頭にあるように、上位校の演奏を聴き逃しました。)審査員はどこで線を引くのでしょう?もちろん講評に明記されていることでしょうけど。
ただ、過去の経験において、全国大会という各支部の精鋭の集まりの中でも、演奏を聴いた直後に金賞だと確信するのは、素人耳でもすごい!と感じさせるインパクトや玄人耳でさえも唸らせるハーモニーを奏でなければ成し得ないことだと思います。
いわゆる抜きん出た演奏が要求されるということでしょう。団子状態、雑踏を抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか。

会場を出た直後にお会いしたフルートトレーナーの東郷先生との話しですが、サッカージャパンで日本代表新監督のオシム氏曰く「サッカーという競技は競技時間90分間を走り続ける体力がなければならない」との言葉を比喩して、演奏をする(コンクールに参加する)には技術的基礎と体力が必要であるということ。
コンクール演奏は団体競技でチームワークが要求されます。地道で飽き易い基礎連と日頃からばてない体力作りを総員が意識してそれを基礎土台とし、その上でテクニックを上積みしなければ栄冠は掴めないということでしょうか。
中高からの経験者は言われませんでしたか?一日練習をサボれば二日分遅れると。
大学からのスタート、リスタートの部員は相当な頑張りが必要なことでしょう。楽器は音を出すのではなく、音を響かせることで初めて吹くあるいは弾いていると呼べるのだと。

はぁ〜私にとっては過去の話ですし、ロートルの戯言と思われるでしょうけど。あくまで私の経験に過ぎず、現代にマッチするかはご判断ください。
これらは、もし今後もコンクール演奏を活動の柱の一つとするならば、そして目標を掲げるのならば、それを達成するために具体的な細目を設定し総員で行動を起こさねば机上の空論に過ぎぬこととなりましょう。

楽器は練習を裏切らないと思いますが、あくまでその域に達しているのかが問われていませんか?



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